他者の病を通して自分を見ている。ああ、こういう風に、私も病んでいるのだな、とコミュニケーションのとれなくなってしまった友人の事を思う。ただただ届くメールに、無力さと、自分を重ね合わせる。
日本では地震。スケジュール管理という仕事柄、全国の方とやりとりをする。何気ない思いやりの言葉に、胸が詰まる。何気ない一言にその人物をジャッジしてしまったりもする。
家ではNHKをほぼつけっぱなし。自分でも驚く程無感情に流しているけれど、時々ふいのニュースで唐突に涙が出て「こんな筈では」と。ジャミロクワイがデビューした時に「湾岸戦争のニュースを見て食事がとれなくなるような過剰な繊細さ」と評していたライターがいたけれど、世界が過剰なんだから、そういうものこそ必要なんじゃないか。しかし食事時だけ見る民放でACのCM「楽しいなかまが~」が流れると腕だけはアニメーションのキャラクターと同じ動きをとってしまう。
町中が節電、でもこれくらいが丁度いい、明るいところは嫌いだ。野菜も水も放射性元素が基準値を越えている。マスクをしろ、昆布を食べろなど届くアドバイスを無視して余震の中元気にやっています。
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